評価:5
どうも、ゲーム大好きなぷっちー(@putilog)です。
FPSなどのゲームやボイスチャットをするのにも必要になるのがゲーミングヘッドセット。
そんなゲーミングヘッドセットの最新作として「Razer」から「Razer BlackShark V2」と「Razer BlackShark V2 X」が2020年8月に発売されました。
私がAmazonで購入した「Razer BlackShark V2」と「Razer BlackShark V2 X」の違いや実際にゲームで使用した感想を書いていきます。
では、Razer BlackShark V2のレビューをしていきます
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Razer BlackShark V2の特徴
Razer BlackShark V2の大きな特徴とRazer BlackShark V2 Xと違うところを解説していきます。
主な情報のソースとしては公式ページからの引用となります。
- RAZER TRIFORCEチタン50mmドライバー
- THX SPATIAL AUDIO
- 多機能なRazer Synapse
- 262gと軽量
Razer TRIFORCEチタン50mmドライバー
Razerの新しい特許技術で3つのドライバーから構成されているかのように高音・中音・低音をチューニングして高精度な再現性を持った「RAZER TRIFORCEチタン50mmドライバー」。
チタンコーティングが施されているということで、振動版の強度が向上し、伸びのある高音域を実現する。
高性能バーチャルサラウンド「THX SPATIAL AUDIO」
USBサウンドカードを搭載しており、「THX SPATIAL AUDIO」によってあらゆるゲームで優れた立体音響(バーチャルサラウンド7.1ch)でプレイできる。専用のソフトウェアを使用することで利用可能で、色々なゲームに最適なモードでプレイすることができる。
マイク機能もUSBサウンドカード経由なら、ノイズキャンセリングとマイクハウジングを備えながらRazerSynapse経由でマイクブースト、ボイスゲート、ボリュームの正規化、マイクイコライザー、アンビエントノイズリダクションといった多くの機能でマイク機能を向上させています。
軽量で長時間プレイでも苦にならない
イヤーカップが密閉型でありながら、ヘッドセットの締め付けは軽減されており通気性の良い素材のクッションで重量が262gと軽量なゲーミングヘッドセットなので長時間プレイでも蒸れや締め付けによる痛みは抑えられています。
Razer BlackShark V2とRazer BlackShark V2 Xの違い
「Razer BlackShark V2」と「Razer BlackShark V2 X」の違いについて比較していきます。
名称 | Razer BlackShark V2 | Razer BlackShark V2 X |
マイク | 取り外し可能なRazer HyperClear カーディオイドマイク | 固定型Razer HyperClear カーディオイドマイク |
コントロール | 高度マイクコントロール | ‐ |
イヤーパッド | FlowKnit製メモリーフォームイヤークッション | 標準メモリーフォームイヤークッション |
ケーブル | Razer SpeedFlex ケーブル | 標準ゴム製ケーブル |
サラウンド | THX Spatial Audio | 7.1サラウンドサウンド |
接続 | 3.5mm端子+USBサウンドカード | 3.5mm端子 |
重量 | 262g | 240g |
Amazon価格 |
値段も大きく変わってくる分性能や使いやすさに差が出ている。
よりこだわりたい方には「Razer BlackShark V2」の方をおすすめしたい。
低予算で良いゲーミングヘッドセットを探しているのであれば今購入するなら「Razer BlackShark V2 X」一択だと思います。
スペック以外の使用感による違いについて
名称 | Razer BlackShark V2 | Razer BlackShark V2 X |
---|---|---|
見た目 | 緑糸のロゴがしっかりと見える | 黒色のロゴで見えずらい |
付け心地 | 布メッシュで柔らかく、側圧は感じにくい | 合皮素材の少し固め |
ケーブル | 布ケーブル | ゴム製ケーブル |
音域 | 高音刺さる感じ、残響感強め | 低音強め、残響強め |
サラウンド | サラウンドより広い設定(ワイド) | サラウンドが近くステレオに近い(付属品) |
マイク | 感度強め、設定の音声処理が良い | 感度強め |
表にしてまとめると若干の違いが分かる。
音の聞こえ方も若干変わってくるようで、チタンコーティングの効果で「Razer BlackShark V2」は高音を捉えやすくなっている。
そこまでこだわらないのであれば「Razer BlackShark V2 X」の方がコスパ的にも良い。
ソフトウェアRazer Synapse3のカスタマイズ性について
「Razer BlackShark V2」の専用ソフトウェア「Razer Synapse3」のインストール方法からどんな設定をできるのか見ていきます。
専用ソフトウェアRazer Synapse3のインストール
Razerの公式ホームページからRazer Synapse3をインストールできます。
Dawnload Nowを押してインストールしましょう。
RazerSynapse3のホーム画面がこの様になっております。
RAZER USB SOUND CARD経由で接続することでRAZER SYNAPSEが使えます。
サウンド設定
オーディオのサウンドでは音量の調整とRazer BlackSharkV2が接続されていない時にデフォルトで接続するデバイスを選択できます。
バーチャルサラウンド(立体音響)設定
オーディオのミキサー画面ではTHX SPATIAL AUDIOと立体音響モードの設定ができます。
THX SPATIAL AUDIOでは自動にするとアクティブなアプリケーションに合った立体音響のモードを提供します。
こだわりがなかったら自動でいいね。
手動にすることで好きなモードを選ぶことができます。
- ステレオモード
- ゲームモード
- 映画モード
- 音楽モード
- THX 競技モード
- THX 環境モード
それぞれ聞き慣れたモードかと思いますが詳しく解説します。
ステレオモード
「ステレオモード」は2.1chの左右から聞こえるモード。バーチャルサラウンドをオフにしたモードですね。残響音は全くありません。
ゲームモード
「ゲームモード」は残響音を抑えられたモード。残響音を抑えたい方におすすめ。
映画モード
「映画モード」ゲームモードよりも残響音が上がっている。
音楽モード
「音楽モード」映画モードよりも残響音が上がっており、かなり残響音が強い。
THX 競技モード
「THX 競技モード」はバトロワなどで定位感の良い音の位置を把握できるモードに感じました。音の位置が環境モードと比べると近い。
THX 環境モード
「THX 環境モード」では少し篭ったように聞こえるが音に厚みを感じより迫力のあるモードです。競技モードと比べると音の位置が遠く広がりがある。
立体音響モード
立体音響モードでは自分にあった立体音響のモードを選択できます。
立体音響のモードを試すことができ、実際に聞いてみるととても定位感が良いことがわかる。
試しに聞くことができるのは
- ゲームモード
- 映画モード
- 音楽モード
のみとなる。「THX 協議モード」と「THX 環境モード」は対応しているゲームで実際にプレイをして試してに聞いてみるといいでしょう。
イコライザー設定
強化タブではイコライザー調整など音の調整ができる。
ゲームではイコライザー調整することでより聞き取りやすく有利になることもあるので、対人ゲームでは自分の聞き取りやすいように設定していきましょう。自分で設定しなくてもゲーム用など既にある設定があるが、ゲームによって音域で鳴る音は違うので自身で設定することをおすすめします。
では、各設定をみていきます。
低音ブースト
低音ブースト:低音域を底上げしてくれている。ApexLegendsやPUBGなどのバトロワゲーで足音の音域が低音域から中音域なのでより音を把握しやすくなる。低音に厚みが出るのでおすすめ。
音の正規化
音の正規化:全体的な音量を上げて音を一定にしてくれる。音の迫力などが消えるが一定に音量が上がっているので足音を聞き取りやすくすることができる。しかし、ムービーゲームなどで迫力などを重視するのであればオフ推奨です。
音の明瞭度
音声の明瞭度:低周波数帯をカットしているように聞こえる。音声を浮かせる処理かと思われるのでボイチャなどを重視するのであればありかな。
イコライザー
イコライザー:デフォルト・ゲーム・映画・音楽・カスタムと選択が可能。ゲームをガチでやるならカスタムで設定しましょう。
ゲームの特徴に合わせてイコライザを調整するだけでも大分変わるのでイコライザ調整はだいたいでもしておくといいですよ。
マイク設定
Razer Synapseでマイクの音量調整だけでなく細かい設定ができる。
マイクブースト:マイク音の増幅用。声が小さいなら入れておこう。
ボイスゲート:ノイズカット用。自分の声だけ入力が反応できるように調整すると良い。
ボリュームの正規化:チェック推奨。突然大きい声を出しても音量を調整してくれるので相手の耳に優しい。全体の音量を上げて調整をしているのでマイクボリュームアップにもなる。
音声の明瞭度:より正確にする処理をする。マイク音質が若干悪くなるので微妙。より声を前に出しているイメージに聞こえる。
周辺音の遮断:環境音をカットする。キーボードやマウスの音などの音声以外をカットする。低音から中音域をカットしているように聞こえるので聞こえ方が微妙に浮いてる感じ。
マイクモニタリング(サイドトーン):自分の音声が聞こえるようになる。ゲージを調整することで自分の声が聞こえてくる音量を調整できる。自分の音声をチェックできるので入れておいて良い機能。
ボソボソ喋るタイプの自分はマイクブーストを入れてます。キーボードが青軸のようにカチカチうるさい人はボイスゲートを調整し周辺音の遮断を使用するといいですね。
Razer BlackShark V2の開封から外観レビュー
実際に購入したRazer BlackShark V2を外観から使用感まで細かくレビューしていきます。
Razer BlackShark V2の外観と付属品
箱
外箱は黒に緑色のポイントカラーでいつものRazerって感じですね。
本体
本体を見ていきます。
ゲーミングヘッドセットのゴツゴツした感じではなく、シャープで高級感を感じさせるデザイン。
全体のブラックカラーにブランドマークの緑が映えます。表面はザラザラの加工されているので指紋が残ることはない。
指紋が残らないマットな素材は個人的に好きです。
ヘッドバンド部分にRazerの文字。PUレザーで高級感がある。FLOWKNIT製のメッシュで柔らかく頭頂部への負担が低い設計。
イヤーパッドもFLOWKNIT製のメッシュで柔らか素材。長時間の使用でも蒸れずに、側圧も強過ぎないので痛くなりにくい。イヤーパッドの取り外しは出来ないみたいでした。
ヘッドセットの高さ調整はメモリがなく目分量での調整。かなり細い支えなので乱暴に扱うと壊れそうで心配ですね。
左耳側にボリュームコントロールネジとマイクミュートボタン。マイク端子は決まった向きで入れるようになっている。
付属マイク
マイクは向きがあり、向きが固定なので間違えることはないと思うが上記画像のようにマイクのアイコンがマークされておりこちらが集音側ですね。
付属のホップガードを付けても向きが分かるようになっています。
総重量
重量は約294gです。公式スペックでは262gなのでケーブルの分の誤差。
軽いゲーミングヘッドセットなので長時間使用に最適ですね。
実際に付けた
実際に装着した感じをお伝えする為、マネキンくんに装着していきます。
側圧は強くないですね。耳全体を大きく覆う密閉型なので音漏れを気にすることもなく、ゲームに集中することができます。
マイクは可動域が広く口元に持っていくこともできます。
付属品
説明書関係とステッカー、ポーチが付いてきます。交換用のイヤーパッドなどはないですね。
そもそもイヤーパッドは交換できないっぽいですしね。
ポーチはあくまで付属品という感じ、Razerカラーですが100均とかに売ってそう。
持ち運ぶことはできるが、サイズ感はギリギリなのでケーブルの取り外しできない部分の断線などの原因になりそうだな感じました。
持ち運ぶ人はそんなにいないだろうけどずっとポーチに入れるとたぶん断線するだろうなぁ。
Razer BlackSharkV2をゲームで使用した感想
ゲームで「Razer BlackShark V2」を使用した感想として、バトロワゲー「Apex Legends」とFPSゲーム「VALORANT」をプレイしてきました。
マイク音質については「DISCORD」でボイスチャットをした感想として書いていきます。
Apex Legendsで使用した感想
バトロワゲーの中でもアクション性が高く、スキルを合わせた戦略性がある。
ApexLegendsでの音は基本的に足音、銃声、スキル音、グラップル音などが重要となってくる。
BlackShark V2を使用してプレイしてみたところ、しっかりと足音や銃声などを聞き取れた。
立体音響モードをオンにして使用してみましたが、相性が良く感じたのがTHX 競技モードでした。音の広がりが良く音の位置を把握しやすいが、反響音が強く感じたが問題はなかった。
普段はサウンドカード「SENNHEISER GSX1000」にイヤホン「SHURE SE215SPE」でプレイしているのと比べるとやはりヘッドホンでプレイすることで音の広がりが良く、定位感は「Razer BlackShark V2」の方が掴みやすい。
イヤホンの方が音を聞き取るという点では優れるが、「Razer BlackShark V2」で足音が小さく聞き取れないなどの場合はゲームモードの方が音が近く感じるのでバーチャルサラウンドの「ゲームモード」をおすすめする。
私は聞き分けできて、音の定位が良い。長時間の使用することも多いバトルロワイヤルでは軽量で側圧が軽いという利点はかなり大きいと評価しています。
VALORANTで使用した感想
FPSゲームの「VALORANT」をプレイした。
RAZER SYNAPSEの設定はバーチャルサラウンドのゲームモードを使用(THX競技モードは選択できない?)
VALORANTで重要となる音の、足音や銃声、スキル音、爆弾の設置音はしっかりと聞き分けることができた。
基本的に他の音と被って聞き取りにくいなんてことはないので聞き分けはできました。
私はVALORANTをプレイしているときはサウンドカード「SENNHEISER GSX1000」にイヤホン「SHURE SE215SPE」を接続して使用しています。イヤホンでバーチャルサラウンドを使用して聞いてプレイしているがゲームの音の表現と合わないのか前後の定位が微妙で分かりにくい。
それと比べて「Razer BlackShark V2」は空間の広いバーチャルサラウンドで音の定位が良く音のご認識をすることは無かった。
私的には長時間FPSで使用するのにもベストな使用かなと感じましたね。
ボイスチャットで使用した感想
「Razer BlackSharkV2」をボイスチャットで使用したのは「DISCORD」。
「Apex Legends」と「VALORANT」のプレイ時に友人とボイスチャットをするのに使用しました。
私自身も音質を確認してみたがゲーミングヘッドセットの中ではマイク音質はかなり良い。
「Logicool G PRO X ゲーミングヘッドセット」と比べても音質に遜色ないレベルでした。
実況動画などでも使用できるレベルのマイク音質だと思います。
まとめ
Razerの新型ゲーミングヘッドセットでありながら、約12,000円というのはかなりコスパが良いのではないかと思います。
ここでまとめとして箇条書きで分かりやすく書いていきます。
- 294gと軽量で側圧がきつくないので眼鏡や長時間プレイも大丈夫
- 音の聞き分けができ、高音はチタンコーティングでより良い
- THXのバーチャルサラウンドで音の定位が良い
- マイク音声も細かくいじれて音質が良い
上記の点を考えるとFPSやバトロワゲーでも十分サウンドプレイができると思います。
高品質なヘッドセットで、コストを抑えられるゲーミングヘッドセットなら「Razer BlackShark V2」をおすすめできます!
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