評価:4
どうも、ぷちろぐのぷっちー(@putilog)です。
今回はFIFINE様より提供いただいたダイナミックマイク『FIFINE K658』をレビューしていきます。
今までマイクはこだわってきており、コンデンサーマイクから配信や動画撮影用にはダイナミックマイクがノイズが乗りにくいということでダイナミックマイクを選んできました。
今現在使用している『SHURE MV7X』や以前使用していた『Audio-Technica AT2040』と比較して『FIFINE K658』をレビューしていきます。
ダイナミックマイクのレビュー記事はこちら


FIFINE K658の特徴
- ダイナミックマイク
- 単一指向製
- USB接続でプラグアンドプレイ
- 音量調整やマイクミュート機能あり
特徴だけを見るとUSB接続のコンデンサーマイクにあるような感じではある。しかし、今回の『FIFINE K658』はダイナミックだ。
ダイナミックマイクは基本的にXLR接続な為、オーディオインターフェースやオーディオアンプなど必要になる。だが、『FIFINE K658』はオーディオインターフェースを内蔵しており、USB接続だけでマイクを使用できる。
ダイナミックマイクには特有のマイクゲインが足りないということがあるが、オーディオインターフェースが内蔵しているということもありゲインが足りないということもなく使用できる。

音環境にそこまでお金をかけたくないが、ノイズなどが少ないマイクを使用したいという方におすすめですね。
FIFINE K658のスペック
マイクタイプ | ダイナミック |
マイク周波数応答 | 70Hz~15kHz |
マイク指向製 | 単一指向製 |
感度 | -50±3dB |
S/N比 | ≧-70dB |
最大SPL | 110dB |
接続方法 | USB接続 |
Amazon価格(2021.12.28現在) | 11,990円 |
スペックを見るとよくあるダイナミックマイクだ。
ダイナミックマイクにしては珍しくUSB接続タイプです。他にUSB接続のダイナミックマイクの有名なマイクを挙げると『SHURE MV7』がある。『SHURE MV7』はAmazonでは約28,000円と高価なので価格の違いによる音質の差なども気になるところだ。
ダイナミックマイクのUSB接続でこの価格なら、マイクを購入しようと検討している方や配信用のエントリー向けマイクとして使えると思われる。
では実際に外観から実際の音質などをレビューしていく。


FIFINE K658外観レビュー
『FIFINE K658』の外観をレビューしていきます。
パッケージと内容物
FIFINE K658外箱
外箱は高級感のある見た目です。
外箱を開けると内容物がスポンジにぴったりと収まっています。


- マイク本体
- マイクショックマウント
- 金属固定用ナット
- USBケーブル
- 変換ネジ
- 3脚スタンド
- 取扱説明書
マイク
マイク本体の見た目はSHUREの『SM7B』や『MV7』に似た形状だ。
マイク先端が集音部分になり、側面は集音が弱く、背面は集音をほとんどしません。
マイク上部にマイク音量調整ネジ、マイクミュートスイッチタッチボタン。
マイクの後ろ側にUSB-C接続とヘッドホン接続があります。白くなっている部分はマイクのLEDライティングをします。


マイク背面にマイクRGBライティングタッチボタンがある。
3脚やマイクアームとの接続は付属のショックマウントを使用して取り付けることで3脚やマイクアームで使用することができます。
付属品


ショックマウントはしっかりとしており、3脚を使用してマイクをデスク上に置いてもマイクの操作音などを和らげてくれる。
取扱説明書は図もあり、使用する前はちゃんと取扱説明書を見てから使用しましょう。
FIFINE K658の音質を他マイクと聞き比べ
今回『FIFINE K658』と他の同ダイナミックマイクの違いを比べていきます。
収音環境は全て同じだが、『FIFINE K658』だけUSB接続で、他マイクはXLRケーブルによるマイクプリアンプからオーディオインターフェースに接続環境だ。
では聴き比べをしていきましょう。
FIFINE K658のマイク音質確認
SHURE MV7Xのマイク音質


Audio-Technica AT2040のマイク音質


実際に聴き比べてみると、XLR接続とは大きな違いがあった。
XLR接続ではノイズはほとんど感じられなかったが、USB接続の『FIFINE K658』は小さい「ピー」というノイズを感じられた。
このノイズに関しては他USB接続のマイクでも同じで、コンデンサーマイクだが『HyperX QuadCast S』を録音しても小さいが「ピー」というノイズが発生する。
マイクの側面方向にPCやエアコンがある状態で録音したが、そういった雑音が入ることはなく収音レベルは高いと感じられました。




FIFINE K658を実際に使用した感想
実際に使用して感じた感想を書いていきます。
マイクの使いやすさについて
主にDiscordでの音声チャットやYouTube撮影時のマイクとして使用しました。
Discordで使用した時に友人に確認してもらった音質確認は、音質は良いとのことでした。
YouTubeで使用してみたが収音に関してはダイナミックマイクのカーディオイド特性レベルの収音レベルに感じられました。なので、配信や実況動画の収録でも使いやすいダイナミックマイクに感じました。
カーディオイド特性なので付属の3脚を使用してマイクを使用してもマイクを口元の方への向きだけ気にして使用すれば音声はしっかりと集音できるし音質は一定して良い。
ただし、マイクの先端の方向から逸れたところで発声すると収音が微妙になり音が小さくなることがある為、マイクとの位置関係はしっかりと調整して使用する必要がある。
マイク音質
マイクの音質チェックでもお伝えしたが、マイクに小さいホワイトノイズが発生する。
音声だけだと少し気になる程度のホワイトノイズなので、ゲーム音やBGMが鳴っていると気になりません。
音質はポッドキャスト用として出ているだけあり、音質はかなり良く感じられた。音声も生の声にかなり近いと言えるマイク音質でとても良いと言えます。



個人的にはUSBマイクにしては音質がとても良いと思います。
音声調整やマイクミュートなどの利便性が高い
USB接続のマイクなのでマイク本体に音声調整ネジやマイクミュートボタンが付いている。
マイクのミュート状態もLEDの色で状態を判別できるので利便性がかなり高い。



一目でマイクミュート状況がわかるのは良いね。
マイクにはRGBライティングがあるが、必要ない方はマイク裏面にあるボタンでRGBランティングのON,OFFができる。
FIFINE K658レビューまとめ
『FIFINE K658』のレビューをまとめていきます。
実際に使用いてみて感じたのは音質の良さにビックリでした。正直価格が約1万円ということもあって微妙な音質なのではと思っていましたが、『MV7X』にも劣らないレベルのマイク音質でした。気になる点としてはマイクのホワイトノイズがあるので配信などで無音状態になったりすると気になるのではないかなって思った。
- 雑音の少ない収音レベル
- 音質はとても良くハイエンドレベル
- 3脚やショックマウントの出来が良い
- 利便性の高い操作性
- ホワイトノイズが少し気になる




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