どうも、ぷちろぐのぷっちー(@putilog)です。
今回はマイクのおすすめと選びかたを紹介していきます。
マイクといってもかなりの種類と使用するシチュエーションでおすすめのマイクは異なります。
そこでマイクの選び方からおすすめを紹介していきます。
紹介しているマイク
- 撮影用マイク:スマホやカメラ向け
- ポッドキャストマイク:雑談やラジオ向け
- 配信マイク:ゲーム配信や雑談配信向け
コンデンサーマイクかダイナミックマイクか?
マイクを選ぶ上で多いのはコンデンサーマイクとダイナミックマイクですね。
それぞれの特徴を知っておくとマイク選びで後悔しないのでしっかりと確認しましょう。
コンデンサーマイクについて
コンデンサーマイクはマイクの感度が高く周囲の音を拾いやすい。
マイクの指向性によって音の拾う場所はある程度決まっている。
しかしコンデンサーマイクは感度が高い為、単一指向性で1方向のみの音を拾うとしても周りの音を拾いやすい。
その特性上エアコンの音やPCの音、生活上の雑音なども入りやすいといった点がある為注意。
感度が高いことでメリットもあり、アンプを使用することでマイクのボリュームを上げる必要がない。その為、アンプ購入の余計な出費が無く、XLR接続やUSB接続をするだけで使用できるのでできるだけ安価に抑えたい方にオススメです。
ダイナミックマイクについて
ダイナミックマイクは感度がとても低い特性があります。
感度が低いのでコンデンサーマイクでは拾ってしまっていた雑音を拾わず意図しない音を収音しないメリットがあります。
しかし、感度が低い為、マイクの出力される音は小さく、オーディオインターフェースで音量を上げると小さいノイズまで音が大きくなってしまうというデメリットがある。
そのデメリットを補う為にマイクプリアンプが必要になり、マイクプリアンプを使用することでマイクの出力される音が小さかったのが綺麗に音量アップされるといったようにマイクプリアンプがほぼ必須となります。
その為、マイクプリアンプを用意しなければならない分コンデンサーマイクと比べてマイクプリアンプの分費用が嵩みます。
ダイナミックマイクは費用がかかる分集音はとてもクリアですよ。
接続方法で選ぶ
マイクの接続端子としては複数ありそれぞれメリットがあるので紹介。
- オーディオピンジャック
- USB
- XLR
ではそれぞれの違いを解説していきます。
オーディオピンジャック
オーディオピンジャックは3.5mmピンで接続して使用します。
アナログ接続な為接続先によってノイズが発生するなど環境に依存しやすいです。
オーディオピンジャックは接続方法としては互換性は高く色々な機器に接続して使用できるのですぐに使えるという点がメリットになっています。
USB
USB接続は主にPCに接続して使用します。電源を使用しない又は使用する電源が少なければスマートフォンにもUSB変換して接続することができます。
USB接続ということでデジタル接続なので比較的ノイズは入りにくい。
音量を大きくするとホワイトノイズや環境音が気になることが多い。
XLR
XLR接続は主にPCとの接続の間にオーディオインターフェースを使用して接続します。
オーディオインターフェスを介してPCと接続しているのでUSB接続よりホワイトノイズは抑えられます。
オーディオインターフェースが必要になる分費用は高くなるがその分音質はアップします。
指向性を理解する
指向性とはどの方向から来た音を拾うかというものです。
なのでマイクには指向性があり
- 単一指向性
- 双指向性
- 全指向性・無指向性
の3つがあります。
ではそれぞれどういった特性があるのか解説します。
単一指向性
単一指向性は1つの方向のみ拾います。
その為、マイクの収音部分の方向以外の横や後ろの音は拾いにくいです。
音を拾いたいところに向けてマイクの収音部分を向けるだけOKです。
単一指向性の中でも収音範囲ごとの特性があります。
- カーディオイド
- スーパーカーディオイド
- ハイパーカーディオイド
カーディオイド
カーディオイドは単一指向性と記載されているだけのマイクに多い指向性です。カーディオイド特性の中でも最も拾う範囲が広いです。単一指向性に一番多いのがカーディオイドです。
ゲーム配信や雑談などに向いています。
スーパーカーディオイド
スーパーカーディオイドはカーディオイドとはイパーカーディオイドの中間。
カーディオイドよりも拾う範囲が狭くなっているので感度が低くなりやすいです。
そのぶん意図しない雑音などを拾いにくいです。
雑談系に向いています。
ハイパーカーディオイド
ハイパーカーディオイドはカーディオイド特性の中でもっとも狭い指向性です。
指向性が狭い分、音の拾う範囲が狭い為カーディオイドやスーパーカーディオイドと比べると感度が低く感じられます。
ハイパーカーディオイドになると収音範囲が狭い為ノイズは最大限に落とすことができます。
ラジオなどの雑談系に向いています。
双指向性
0度と180度の両方で感度が最大の収音になる。
90度の側面は収音をほとんどしない。
対談やインタビューで使用する。
全指向性・無指向性
どの角度からも同じ感度で収音します。
大人数での雑談やゲーム実況の収音に向いています。
撮影用マイクのおすすめ
YouTubeの撮影などでカメラやスマートフォンにマイクを使用して録音する方におすすめのマイクを紹介していきます。
Audio Technica AT9901
種類 | ステレオ・バックエレクトレットコンデンサー |
指向性 | 単一指向性x2(ステレオ) |
感度 | −40dB |
接続方法 | 3極3.5mmオーディオピン |
『AT9901』はピンマイク。
マイクの特性はコンデンサーマイクで単一指向性です。
カメラと撮影する方が遠い場合にピンマイクを使用することをおすすめします。
対談の撮影などでカメラと距離がある場合に複数用意して使用するなどの方法をとる方は多いです。
YouTube撮影でマイクとの距離が遠いことで困ったらこれがおすすめですよ。
RODE Video Micro
種類 | コンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性(カーディオイド) |
感度 | -33dB |
接続方法 | 3極3.5mmオーディオピン |
『Video Micro』は超小型のコンデンサーマイクです。
カメラと撮影者の距離が遠過ぎず、十分収音できる距離の場合は『Video Micro』がおすすめ。
撮影の距離としてはバストアップくらいの距離で撮影するならカメラに取り付けるコンデンサーマイクで十分です。
ポッドキャストマイクのおすすめ
ラジオや雑談といった形式の配信をする方におすすめのマイクを紹介していきます。
Audio Technica AT2040
種類 | ダイナミックマイク |
指向性 | 単一指向性(ハイパーカーディオイド) |
感度 | −53dB |
接続方法 | XLR |
『AT2040』はダイナミックマイクで単一指向性のハイパーカーディオイド特性です。
接続はXLRなのでオーディオインターフェースが必要になります。
ハイパーカーディオイド特性なので収音範囲はとても狭く感度は低い。収音する正面から少しでも逸れると感度が低くなります。
その分音はとてもクリアで雑音が無く収音できます。
その為歌の収録や雑談といった使用がおすすめです。
実際に 『AT2040』 を開封した外観や使用感などはこちらでレビューしています。
RODE Podmic
種類 | ダイナミックマイク |
指向性 | 単一指向性(カーディオイド) |
感度 | -57.0dB |
接続方法 | XLR |
『Podmic』はダイナミックマイクの単一指向性カーディオイド特性です。
XLR接続な為、オーディオインターフェースが必要です。
約1万円とエントリー向けの価格で、音質はとても良いことで評判です。
日本では人気ではないが、海外で人気があり、SHUREのSM7Bに迫る音質として人気があります。
RODEのクリアな音質が好きな方におすすめのダイナミックマイクです。
配信用マイクのおすすめ
雑談配信やゲーム配信向けのマイクを紹介していきます。
HyperX QuadCast S
種類 | コンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性・双方向性・無指向性から選択可能 |
感度 | -36dB |
接続方法 | USB |
USB接続のコンデンサーマイク。
指向性はマイクで変更が可能。
USB接続なのでPCに接続するだけで使用できます。
マイク本体で音量調整やマイクミュートができ、利便性の高いマイクです。
付属としてショックマウントが付いてくるので振動に強いです。
USB接続のマイクなのでXLR接続と比べるとホワイトノイズなど少し気になる部分はあるが、ゲーム配信などでは気にならないレベルで使用できます。
詳しい外観や使用した感想はこちらでレビューしています。
Audio Technica AT2035
種類 | コンデンサーマイク |
指向性 | 単一指向性(カーディオイド) |
感度 | −33dB |
接続方法 | XLR |
XLR接続のコンデンサーマイク。
マイクの音質はとてもよくコンデンサーマイクのクリアな感じで「AT20」シリーズは配信をしている方の中でも人気のコンデンサーマイクです。
マイク本体にローカットやPAD機能が付いています。
『AT2035』の詳しい外観や感想はこちらでレビューしています。
SHURE MV7
種類 | ダイナミックマイク |
指向性 | 単一指向性(カーディオイド) |
感度 | -55 dB |
接続方法 | USB/XLR |
『SHURE MV7』はXLRまたはUSB接続のダイナミックマイク。
USB接続の場合マイク本体で音量調整やマイクミュートをすることができます。
SHURE独特のダイナミックマイクの収音範囲が狭く雑音が入りにくい設計に加え『SHURE SM7B』の音質を継承したマイクです。
USB接続で手軽に使用できてとても良い音質のマイクを使用できます。
XLR接続だけの『SHURE MV7X』も価格を抑えて高音質を楽しめるのでおすすめです。
SHURE SM7B
種類 | ダイナミックマイク |
指向性 | 単一指向性(カーディオイド) |
感度 | -59 dB |
接続方法 | XLR |
『SM7B』はXLR接続のダイナミックマイク。
レジェンドマイクとして価格は高いながらもかなりの人気で、アマゾンのダイナミックランキングでもトップです。
レジェンドマイクと言われるほどの音質ではあるがその音質を活かすにはケーブルからオーディオインターフェースまで機材も高価なハイエンドを使用する必要があります。
皆が惚れ込むレジェンドマイクだから高くても人気なんだよね!
マイクおすすめまとめ
今回は色々なシチュエーションごとにおすすめのマイクを紹介していきました。
まだマイクを決められないという方は
- 安く済ませたいならUSBコンデンサー
- 音質にこだわりたいならXLRコンデンサー又はダイナミック
といった様に選べばいいと思います。
私個人的にはダイナミックマイクがイチオシです。
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