評価:5
どうも、ぷちろぐのぷっちー(@putilog)です。
今回は『SHURE MV7X』をレビューしていきます。
XLR接続で『SHURE SM7B』の音質を継承した『SHURE MV7X』の音質などが気になり購入しました。
では、「MV7Xの特徴」、「MV7Xのマイククオリティ」、「MV7Xのマイク音質比較」をしていきます。
SHURE MV7Xの特徴
- SM7Bの音質を継承したポッドキャスト向けマイク
- 単一指向性のダイナミックマイク(カーディオイド特性)
- ショックマウント付属により声だけを収音
- 手頃な値段で高音質を実現
『SHURE MV7X』はダイナミックマイクで単一指向性の為、1方向のみの音を拾い雑音が入りにくい。
「ボイス・アイソレーション・テクノロジー」により声だけ正確に焦点を合わせ、雑音のある部屋でもノイズの無い音を収音できる。
音質はレジェンドマイク『SHURE SM7B』を継承しており、音質はマイクの中ではトップクラスの音質です。
SHURE MV7Xのスペック
マイクタイプ | ダイナミック |
マイク指向性 | 単一指向性(カーディオイド) |
マイク周波数特性 | 50Hz ~ 16kHz |
マイク感度 | -55 dBV/Pa (1.78 mV) at 1 kHz |
マイクインピーダンス | 252 Ω |
マウントタイプ | 5/8インチ27ねじマウント |
ハウジング | オールメタル製 |
接続端子 | XLR |
重量 | 550g |
マイク本体 | 153.6 mm×φ66.5 mm |
金具取り付け時 | H164×L153.6×D90.2 mm |
保証 | 2年間 |
『SHURE MV7X』のスペックになります。
『SHURE MV7』から『SHURE MV7X』になり、USB端子は無くなりXLR端子のみになり、USB接続時に有効だった音量調整やマイクミュート機能なども無くなっています。
SHURE MV7Xのマイククオリティ
『SHURE MV7X』のマイククオリティを見ていきます。
- パッケージと内容物
- マイク本体の詳細
パッケージと内容物
『SHURE MV7X』の外箱になります。
箱を開封すると「WELCOME TO BETTER SOUND」と迎えてくれ、購入者を満足させるのが上手ですねw
ちなみに意味はより良いサウンドにようこそってことですね。
『SHURE MV7X』の内容物を紹介していきます。
- マイク本体
- マイク付属のショックマウント兼マイクアーム接続
- 5/8-3/8 変換ネジ
- 取扱説明書
- 保証書
マイク本体の詳細
『SHURE MV7X』のマイク本体を見ていきます。
マイク本体はステンレス製で出来ており、全体がしっかりとしている。
マイク側面に「SHURE」のロゴが入っております。(ロゴが入っているのは賛否分かれそう)
マイクの背面側にはXLR端子の接続部分があります。『MV7』ではここにUSB接続やヘッドホン接続もありましたが、『MV7X』はXLR接続端子のみです。
マイク正面部分はポップガードが付いています。
『SHURE MV7X』のマイクの詳細部分を見ていきます。
マイク上部は「S」と入っている。マイク下部には『MV7X』について何か書いてあります。内容はわかりません。
『MV7X』のポップガードを外すと画像の様になっています。個人的には不格好であまり好きじゃないのでポップガード必須です。
ポップガードは『SHURE SM7B』の交換用のポップガードを購入して使用することもできるみたいです。
SM7Bのポップガードはちょっと長いので見た目が変わるよ!
『MV7X』をマイクアームにかけて使用するとこんな感じですね。
『MV7X』のマイク重量は「500g」。
公証スペックでは550gなので実測では50g軽いですね。
SHURE MV7Xを使用するのに必要になる物
まず初めに伝えておきたいのだが、『SHURE MV7X』はXLR接続なので必要になるものが多い。
しかし、『SHURE MV7』はUSB接続があり、USB接続で使用するなら用意するものがマイクアームだけで済むので、他の機材を持っていない方やマイクとマイクアームだけ買って済ませたい方は『SHURE MV7』をおすすめする。
- オーディオインターフェース
- マイクアーム
- XLRケーブル
- マイクプリアンプ
1.オーディオインターフェース
1つ目がオーディオインターフェースです。
『MV7X』がXLR接続なのでPCにはXLR接続が無い為、オーディオインターフェースが必要になります。
マイクからオーディオインターフェースに接続してオーディオインターフェースからUSBでPCに接続するという流れです。
私が使用しているオーディオインターフェースは『Yamaha AG03』です。
人気のオーディオインターフェースで配信者などが多く使用しています。
2.マイクアーム
2つ目はマイクアームです。
マイク本体だけでは自立していないので、マイクアームでマイクを使用できる環境にする必要があります。
マイクアームを使用することでマイクを口元に持って行ったり好きな位置にマイクを置くことができる。
マイクアームは物によってはマイクの自重で垂れてきてしまうこともあるのでしっかりと使用できるものを選びましょう。
私が使用しているマイクアームは安物ですがしっかりと使えているのでおすすめです。
配信者などは「Blue」のマイクアームを使用している方が多いので少し高くてもマイクから出たケーブルを沿わせることが出来たりと便利でもありしっかりとした使用感なので人気です。
3.XLRケーブル
3つ目はXLRケーブルです。
XLRケーブルはマイクとマイクプリアンプを接続するために必要になります。
XLRケーブルによって音質やノイズが変わってくるので、XLRケーブルはケチらずに良いものを買った方が絶対に良いです。
私が使用しているのはプロの現場でも使用されている「CANARE」のXLRケーブルです。
4.マイクプリアンプ(必要に応じて)
マイクプリアンプは必要に応じて用意してください。
マイクプリアンプはオーディオゲインをクリアなまま上げてくれるのでホワイトノイズなどが無く音量を上げることができます。
なので、オーディオインターフェースでゲインを上げすぎるとノイズが気になる方はマイクプリアンプでクリアなままゲイン(音量)を上げましょう。
私が使用しているのは「ClodLifter CL1」です。
SHURE MV7Xと他マイクの音声比較
今回比較していくのは
- SHURE MV7X:ダイナミックマイク
- Audio-Technica AT2040:ダイナミックマイク
- Audio-Technica AT2035:コンデンサーマイク
- HyperX QuadCast S:コンデンサーマイク
上記4つのマイクの音質を比較していきます。
音を聞き比べてみると分かるが、『MV7X』の音質はとても良く、ホワイトノイズや環境音は全く入っておらず音質が良いことが分かる。
『HyperX QuadCast S』は唯一USB接続のコンデンサーマイクだが、ホワイトノイズが入っているのが分かる。
SHURE MV7Xの実際の使用感
私が個人的にボイスチャットや動画の音声として使用して感じたことを書いていきます。
ボイスチャットで使用したときは友人もこのマイクが一番音声が良いということで、一番生の声に近い音が撮れているのではないかなと思っています。
動画に音声を乗せるときですが、『Audio-Technica AT2040』と比べると同じ単一指向性でも『AT2040』がハイパーカーディオイド特性で収音域が最も狭く、『MV7X』がカーディオイド特性で単一指向性の中では最も広い収音性です。
なので、『MV7X』で録音をすると若干マウスを大きく動かしたときの「カツン」という音や外から聞こえてくる鈴虫の鳴き声(めっちゃデカイ)が若干だが入ってしまう。『AT2040』の場合はマイクの収音域のみ音を拾うので音声以外は入りにくかったのもありダイナミックマイクでも若干の環境音が入ってしまうことが分かった。
だが、『MV7X』は良い所があり、『AT2040』では収音するわずかなポイントからズレると全く音を拾ってくれなかったのでゲーム実況などでは不向きだったが、『MV7X』は音声を拾う範囲が広い為、姿勢が色々変わって前のめりになったり、ゆったりと椅子に座ったとしても変わらず音声を収音してくれるので一定の音質とボリュームで録音することができる。
録音や雑談などでマイクに集中して話す環境なら『AT2040』だったところ、マイクに縛られることなく一定の高いレベルで収音できる『MV7X』はかなり気に入っています。
結論としては、どんな使用用途でも高い水準で使用できるマイクが『MV7X』ということですね。
SHURE MV7Xのレビューまとめ
『SHURE MV7X』がどういったマイクだったのかまとめていきます。
- 音質がかなり良く、音声収録向け
- ゲーム実況や録音など幅広く使用できる
- 環境によってはダイナミックマイクでも音が大きいと音を拾ってしまう
- 設備環境によるがホワイトノイズはほぼ無し
といった内容でしたがいかがでしたでしょうか?
個人的にはかなり気に入っているマイクでして、マイクの見た目からマイク音質どれも気に入っています。
『SHURE SM7B』と悩んでいましたが、継承した音質なので遜色ないかなり良く音声を収音出来ていて満足です。
この記事が参考になれば幸いです。
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