評価:3.5
どうも、ぷちろぐのぷっちー(@putilog)です。
今回はSteelSeriesの中でもエントリー向けとして人気のあるゲーミングヘッドセット『SteelSeries Arctis5』をレビューしていきます。
装着感や音の定位が絶賛されていることもあり、とても気になってしまい購入しました。
先にどういった内容だったかお伝えすると
- 軽いが装着感は微妙
- ステレオの音質は悪い
- バーチャルサラウンドの音質が良く聞き分けできる
- バーチャルサラウンドの定位が良く前後左右聞き取れる
- マイク音質がとても良い
- ソフトウェアで幅広い設定
といった内容になっています。
SteelSeries Arctis5の特徴
ドライバー | 40mm |
周波数特性 | 20~22,000Hz |
感度 | 98db |
インピーダンス | 32Ω |
全高調波歪み | 3%未満 |
マイク周波数特性 | 100Hz~10,000Hz |
マイク特性パターン | 双方向 |
マイク感度 | -48db |
マイクインピーダンス | 2,200Ω |
Amazon価格 |
SteelSeriesの中でもエントリー向けとして人気のモデル。
今回私が購入したモデルは『SteelSeries Arctis5 2019年モデル』でそれより前のモデルの『SteelSeries Arctis5』がある。
2019年のモデルになり進化した部分があるのでそういった部分も比較としてお伝えしていきます。
簡単に特徴をまとめてお伝えすると
- USB-DAC付属
- 軽量
- Airweave イヤークッションの通気性が高く心地よい
- バーチャルサラウンド7.1ch対応
- 付属のサウンドコントローラーでゲームとチャット音のバランス調整可能
- ヘッドセットのメディアコントロールで音量調整とマイクミュート可能
- マイクミュートがマイクの先端が赤くわかりやすい
- ケーブルの端子が独自の端子を使用している
筆者が分からないだけなのかMini-B端子でもMicroUSB端子でもないケーブル端子が使用されている。
同価格帯だと『Logicool G433』が装着感やドライバーなどでライバルだと思います。
【ロジクールG433レビュー】完成度の高いコスパ最強ヘッドセット
SteelSeries Arctis5を開封レビュー
『Arctis5』がAmazonから届いた状態です。袋に入っており丁寧な梱包です。
外箱は「SteelSeries」のカラーリング。
内側の箱もあります「GLHF」。
内箱内にヘッドセットが入っています。
箱が薄かったのでどうやってヘッドセットが入っているのかと思ったら首掛け状態だったんですね
- ヘッドセット本体
- 接続用ケーブル
- USBサウンドコントローラー付きケーブル
- 3.5mmピン接続ケーブル
ヘッドセットの外観
ヘッドセット本体を見ていきます。
今回購入したのはホワイトカラーを購入しました。2色のカラーバリエーションがあり、ブラックかホワイトから選べます。
全体がさらっさらとしたプラスチック製で、シンプルな作りです。
ヘッドセットのイヤー部分にロゴがあり、とてもシンプル。
イヤー部分とヘッドバンド部分の接続部分などもゴツゴツしておらず、シンプルでツルっとしている。
ヘッドバンド部分はスキーのゴーグルのバンドの様なゴム製です。
個人的にはヘッドバンドだけ質が低く感じます。
ヘッドセット全体の質感は良いんですけどね。
イヤーパッドはAirweave製を使用している。通気性に優れていてクッション性も高い。
質感としては『Logicool G733』や『RAZER BlackShark V2』に近い。
左耳側にマイクミュート、音量コントロールがある為、直感的に操作しやすい。
マイクミュート中はマイクミュートボタンが出っ張るからわかりやすい
ヘッドセットのマイク部分です。
マイクは自在に曲げられるフレキシブルケーブル。かなりグニャグニャと曲がるので口元にしっかりと持っていけます。
マイクのミュートの状態を比較。
マイクがミュートの状態だとマイク先端のLEDが赤く光ります。
視覚的にミュートがわかると安心ですね。
ヘッドセットをUSB接続した時のライティングです。
USB接続時のみライティングし、ライティングの内容はソフトウェアで変更できます。
3.5mmピン接続だと給電されないのでライティングはありません。
308gと軽量。
長時間使用する方だとヘッドセットの軽さは重要。
ヘッドセットをマネキンに装着した状態です。
ヘッドセットは比較的小さいかと思ったがマネキンに付けると普通な大きさのヘッドセットに感じます。
付属品をチェック
ヘッドセットの接続用のケーブルを使用してUSB接続又は3.5mmピン接続をします。
ヘッドセットとUSB又は3.5mmピン接続用のケーブルです。
特殊な端子で、SteelSeries専用のケーブルだと思います。
USBコントローラーはゲーム音とボイスチャット音のミックス調整をすることができます。
CHAT音を大きくすると相対的にGAME音が小さくなります。
このコントローラーちょっと触れると動いちゃうのであまり触れない様な所に置くようにしたほうが良いです
USBケーブルの接続部分はSteelSeriesのロゴが刻印されており、複数あるケーブルの中からでも見分けがつく。
USB接続をするとLEDが白く光ります。
3.5mmピン接続をしたい場合に使用します。
基本的にはUSB接続だと思いますがサウンドカードへの接続などの場合はこちらを使用します。
3.5mmピン接続の場合はソフトウェアの設定とヘッドセットのLEDライティングはありません。
Arctis5用ソフトウェア「SteelSeries Engine3」
Arctis5のソフトウェア「SteelSeries3」を解説していきます。
設定を上から順に解説していきます。
7.1サラウンドのオン、オフの切り替えはバーチャルサラウンド「DTS HEADPHONE:X V2」のオンオフの切り替えです。
サラウンドのプロフィールはスタジオ、ゲーム、シネマから選択できます。
- スタジオ:スタジオ環境で7.1を聞いているような状態
- ゲーム:正確さに重点を置いたデザイン、ゲームに最適化
- シネマ:大きい映画館で7.1を聞いているような状態
FPSならゲームがおすすめ
ステレオのプロフィールは初期設定、狭い部屋、広い部屋から選べます。
音の広がりを設定でき、初期設定をミドルと考えた時、それよりも広くするか狭くするか選べます。
個人的にFPSで使用するなら広い部屋がおすすめ
重低音強化はなし、低、高の設定をできます。3段階で設定でき、重低音域を強化したい方におすすめ。7.1をONにしたときのみ設定できます。
会話強化はそのまま自分のボイスを強化します。なし、低、高と3段階で設定可能。
イコライザー設定は低音域、中音域、高音域を+12から-12まで設定できます。ゲームに合わせて設定することをおすすめします。イコライザープリセットが用意されており、カスタム、フラット、パフォーマンス、イマージョン、エンターテイメント、ミュージック、ボイスから選べます。
ダイナミックレンジ圧縮の設定はオフ、低、ミディアム、高と設定可能。ダイナミックレンジ設定をしていくことにより音の低音と高音を低減しフラットにします。
ライブマイクのプレビューはONにすることで自分の音声を聞くことができます。
マイク音量設定はマイクの音量をどれだけ出すか調整可能。
ノイズ除去はマイクのノイズ除去の設定です。オフ、低、ミディアム、高から選択でき、ノイズが入るのでミディアム以上にすることでノイズが入らなくなります。
マイク・サイドトーンは自分で話した音声をヘッドセットで聞くことができます。オフで聞こえない状態にし、低、ミディアム、高で自分の声の大きさを調整できます。
ヘッドセット左右のイルミネーション効果を設定できます。
- ステディー:同じ色をずっと光らせる
- ColorShit:多彩な色に変化していく
- 多色ブリーズ:登録したブリーズパターンで呼吸のように光る
- イルミネーション無効化:光りません
これらの設定は画面左側の設定部分にプリセットとして設定を登録できます。
SteelSeries Arctis5を使用した感想
実際に使用して感じた感想を伝えていくので、筆者の感じた個人的な感想になります。
着け心地
着け心地について書いていきます。筆者の頭囲はわかりませんが個人的には大きい方だと思います。
実際に装着した時の第一印象はこめかみ部分がキツイと感じた。ヘッドバンド部分はグッと押し込み装着感を良くしようとしたが残念ながら装着感は変わらなかった。
3時間程経過するとこめかみ部分のキツイ感じが痛くなってくる。
正直軽いヘッドセットなので何時間も使用できる物かと思ったが、側圧がこめかみに一点集中していてかなりキツイ。
筆者の頭がでかいのが原因なのかは不明だが、他のレビューを見てみると絶賛されているので私の頭の形がおかしい可能性があるので装着感については私個人は微妙でした。
古いモデルの『Arctis5』だと締め付け感が強かったらしいので、そう考えると以前のモデルは地獄ですね。
イヤーパッドは通気性が良いしソフトな感じが気持ち良くていいですよ・・・。
音質
ステレオとバーチャルサラウンドで音楽とゲームで使用してみた。
まずステレオで音楽を聴いたときにカチャカチャとした「おもちゃの様」な音質で中音域から高音域がハッキリ言うと残念な音質だった。しかし、バーチャルサラウンドをONにすると全体的に聞き取りやすい音に変わりステレオの時に感じたおもちゃ感が全くなくなりました。ゲームでも同じくステレオで聞くには堪えない音質でした。
バーチャルサラウンドは必須の音質に個人的には感じています。
ステレオ派の方にはおすすめできないです。ステレオで使用したい方は正直やめておこう。
ゲームでの使用感
ゲームで使用した感想になります。
今回はステレオがとても微妙だったのでバーチャルサラウンドを有効にして使用したレビューになります。
バトルロワイヤルゲームのApexLegendsとFPSゲームのVALORANTで使用しました。
ゲームでの音の聞き分けと音の定位感について評価していきます。
ApexLegendsではオクタンの足音やそれぞれのスキル音や銃声などをはっきりと聞き分けできました。音の位置については誤差はほとんどないレベルで聞き分けできました。流石安定のDTS HEADPHONE:X V2ですね。
VALORANTでは足音、エージェントごとのスキルの音、ディフューズの設置と解除音を銃声がしている中でも聞き分けできました。
音の定位に関しては左右が微妙に分からない様な時があったが筆者のサウンドプレイスキルなので、音の定位はしっかりしています。良く曖昧になる前後の定位はハッキリ前後が分かるレベルの音の定位感です。
マイク音質
マイク音質はとても良く感じた。コンデンサーマイクの『HyperX QuadCast S』と比較しても遜色ないマイク音質でとても良い印象です。
『HyperX QuadCast S』のマイクチェック
『SteelSeries Arctis5』のマイクチェック
個人的にはマイク音質めっちゃ良い気がする
SteelSeries Arctis5のレビューまとめ
『SteelSeries Arctis5』のレビューをまとめていきます。
- 308gと軽い
- シンプルなヘッドセットの見た目
- サウンドコントローラーでゲームとチャット音のバランス調整可能
- マイクミュートがわかりやすい
- バーチャルサラウンドの音質と音の定位が良い
- マイク音質が良い
- 側圧がコメカミ一点に集中していてキツイ
- ステレオの音質は微妙
SteelSeriesのエントリー向けのゲーミングヘッドセットで他のヘッドセットとの大きな特徴の違いはないが、安定した音質と音の定位感でFPSゲームで使用してもストレスなく使えます。
個人的には装着感が悪かったので、側圧がもっと均等になるようにしてくれれば最高でした。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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