評価:4
どうも、ゲーミングデバイスが好きなぷっちー(@putilog)です。
今回はワイヤレスゲーミングヘッドセット『SENNHEISER GSP670』をレビューしていきます。
先にどういった内容のゲーミングヘッドセットなのかをお伝えすると
- 重く重量感のあるメカメカしい見た目
- 多機能を搭載したヘッドセット
- 好みの装着感にカスタマイズでき付け心地が良い
- ワイヤレスで20時間、7分の充電で2時間使用できるバッテリー性能
- 音質が良く音の定位も良い
といった内容になっています。
では、詳しく『SENNHEISER GSP670』をレビューしていきます。
GSP670の特徴
名称 | SENNHEISER GSP670 |
周波数帯域 | 10~23,000Hz |
音圧レベル | 112dB |
インピーダンス | 28Ω |
マイク周波数帯 | 10~7,300Hz |
接続 | USB有線、ローレイテンシー、Bluetooth |
バッテリー持続時間 | Bluetooth20時間、ローレイテンシー16時間 |
重量 | 399g |
Amazon価格 |
SENNHEISERのハイエンドゲーミングヘッドセットで価格は他社のゲーミングヘッドセットと比べてもかなり高めの価格設定です。
ハイエンドの有線ゲーミングヘッドセット『SENNHEISER GSP600』の無線モデルとして『SENNHEISER GSP670』が出た。
『GSP600』は有線の2chステレオゲーミングヘッドセットで高めの価格だがかなりの人気があった。

PUBGが流行っていた時に使っている人が多かったね
『GSP670』は無線モデルとして接続方法がローレイテンシー接続の高速ワイヤレスとBluetooth接続、有線接続が可能です。
バッテリー性能は高くBluetooth接続で20時間、ローレイテンシー接続で16時間の長時間接続に加え、USBクイック充電で7分間の充電で2時間のワイヤレス使用が可能になります。


GSP670の外観
『GSP670』の外箱の外観を見ていきます。
いつものゼンハイザー製品の外箱ですね。個人的には高級感があって好きです。
外箱を開けるとヘッドセット本体と付属品の入った箱が見えます。


- ヘッドセット本体
- USBケーブル(MicroUSB)
- GSA 70 USBドングル
- 取扱説明書
ではそれぞれ詳しく見ていきます。
『GSP670』のヘッドセット本体を見ていきます。
ヘッドセットが全体的にゴツゴツとした印象で重量感を感じさせます。
全体がプラスチックの外装で艶消しがされているので、指紋などは付きません。
触った感触はサラサラとしていてベタつきなどが無く触っていて不快に感じさせない。
ヘッドバンド部分を見ていきます。
ヘッドバンド部分はフレームが肉に抜きの状態になっており軽量化の設計がされています。
ヘッドバンドのパッドはかなり厚めになっていて触り心地がフカフカとしていて心地良い。
締め付けた状態 緩めた状態
ヘッドバンド部分上部にはヘッドセットの締め付けの調整が付いている。
ヘッドバンドに付いている締め付けスライダーを上に持っていくと締め付けて、下に下げると緩まります。



締め付けができるヘッドセットを始めて使用したのですが、締め付けで違いが結構出ますね!


ヘッドセットの高さを調整する部分はツルツルに外からは見えるが、カタカタと1メモリずつ調整することができます。



高さを調整しても見た目が変わらないのは良いですね!
高さ:最小 高さ:最大
ヘッドセットの高さ調整スライダーを最大と最小で比較しています。
最大にすることで頭の大き目な自分でもすっぽりと頭を覆ってくれるくらいの大きさでした。
マイク上限 マイクON マイク下限
マイクの上限の状態、マイクがONになった位置、マイクを下限にした状態の写真です。
マイクを上限から下げるとカチッという音と共にマイクのミュートが解除されます。
また、下限から上げてカチッという所まで上げるとマイクがミュートになります。



マイクを使わないときは上限に持っていくことでミュートにできるし、一目でミュートな状態だと気付けますね。
ヘッドセットのイヤーパッド部分とイヤーパッドを外したグリルの状態を確認していきます。
イヤーパッドは写真で見てわかる通りかなり分厚いです。
イヤーパッドを外したグリル部分は平面ではなく、後頭部に向かって盛り上がっています。



耳の形状に合ったグリルの形状になってますね。
イヤーパッドのみの写真です。
イヤーパッドの内径は縦7.5cm x 横4cm x 高さ2.5cmです。
数値でも分厚いことが分かるが、実際に触れてみてもフカフカとしていてかなり気持ちが良いです。
ヘッドセットをマネキンに装着しました。
マネキンにヘッドセットを付けるとかなりゴツゴツとした感じが見て感じ取れますね。


ヘッドセットの重量は実際に量ると403gでした。
公式スペックが399gなのでマイク分の誤差かもしれません。
GSP670の付属品
『GSP670』のUSBドングル「GSA 70」です。
「GSA 70」にボタンが付いており、長押しすることで追加でペアリングすることができます。
『GSP670』に付属するMicroUSBケーブルです。
ケーブルにSENNHEISERのロゴがあるのでたくさんのUSBケーブルの中でも見分けがつきますね。
ソフトウェア「EPOS GamingSuite」
『GSP670』のソフトウェア「EPOS GamingSuite」を詳しくレビューしていきます。
再生


「再生タブ」を見ていきます。
「再生タブ」ではイコライザー設定、サラウンド設定、サラウンドのテストをすることができます。
イコライザー設定では低音域・中音域・高音域のイコライザーを細かく調整することができます。ゲームごとに合ったイコライザーを設定することで少しでもサウンドプレイを有利にすることができます。
サラウンドのモードは2.0(ステレオ)、7.1(バーチャルサラウンド7.1ch)を選択できます。
設定した内容は画面上部の「FLAT」と書かれている部分にプリセットを登録することができます。
マイク


「マイクタブ」の設定を見ていきます。
マイクタブでできることは
- 音声強化
- ゲイン
- サイドトーン
- ノイズゲート
- ノイズキャンセリング
その他にミュートにしたり、マイクテストをすることができます。
音声強化


- オフ
- ウォーム
- クリア
- CUSTOM
を選択できます。
それぞれ設定されたマイクイコライザーの設定を使用します。
CUSTOMはオリジナルのマイクイコライザーを設定することができます。



マイクの強化をイコライザーで音域ごとに設定する項目だね。
ゲイン


0%~100%でゲインを設定できます。
ゲインは音声を全体的に上げる設定なのでパーセンテージを上げることでマイク音量を上げることができます。
サイドトーン


サイドトーンは『GSP670』のマイクで話した音声を自分自身が聞くことができます。
0%で自分の音声は聞こえず、1%~100%で自分の音声の聞こえる音量を調整することができます。
ノイズゲート


ノイズゲートは0%~100%で調整でき、設定した%以下の音声をカットします。
ノイズゲートでカットする音声のパーセンテージは設定画面でモニタリングしながら調整できます。
ノイズキャンセリング


ノイズキャンセリングは0%、50%、100%で設定できます。
50%、100%とノイズキャンセリングのパーセンテージを上げると、全体の音声が抑えられます。
全体の音声を大きく抑えたい場合は100%で良いと思います。
設定


設定画面で出来ることは
- 「EPOS GamingSuite」のバージョンアップデート
- ヘッドセットのバージョンアップデート
- スマートボタンの切り替え
- オートスリープの設定
- 通知ブロック
- スタートアップ時の表示
- 言語の選択
ができます。
スマートボタンの切り替えでは、『GSP670』の右耳側にあるスマートボタンを押したときに設定したプリセットを変更するか、ステレオとバーチャルサラウンドの切り替えどちらかに設定することができます。
オートスリープはON,OFFの切り替えの設定のみです。


GSP670とGSP370を比較


同メーカーの『GSP670』と『GSP370』を比較していきます。
重量は大きく異なり『GSP370』が285gで『GSP670』が403gと重量に違いが出ている。
『GSP670』の方が作りがメカメカしくヘッドバンドとイヤーパッドがかなり厚いです。
その為付け心地は『GSP670』の方が圧倒的に良くどちらも長時間使用しても疲れません。
ワイヤレスでの使用時間は『GSP670』が最大20時間で『GSP370』が最大100時間と大きく差が出ている。
音に関しては『GSP670』が低音域から高音域がバランス良くフラットに聞こえ、『GSP370』は低音が少し強いチューニングになっている。
バッテリー持続時間や軽さで考えると『GSP370』がとても良く感じるが、『GSP670』は高速充電や付け心地の良さや利便性の高さなど細かい点で違ってくる。
GSP670を実際に使用した感想
実際に『SENNHEISER GSP670』を使用した感想として伝えていく内容は
- 重いが装着感が良く長時間使用しても苦にならない
- 利便性の高いヘッドセット
- 使い勝手の良い「GSA 70」のローレイテンシー接続
- クイック充電でバッテリー性能が良い
- VALORANTで使用した感想
- Apex Legendsで使用した感想
といった内容です。
重いが装着感が良く長時間使用しても苦にならない
『GSP670』は408gとかなり重い部類のゲーミングヘッドセットだが、付け心地が良く長時間使用しても疲れにくい設計になっています。
重い分ヘッドバンドとイヤーパッドのクッションはとても厚くクッション性が物凄く高いので疲れないようになっていますね。
ゲームで使用するとなると長時間使用することを想定されるので軽いゲーミングヘッドセットの方が使いやすいがクッション性で重い部分をカバーできていると思います。
側圧も調整することができるので自分に合った側圧にすることで、側圧がきつ過ぎたり、緩いということもありません。



側圧も調整できるゲーミングヘッドセットは珍しいよね
利便性の高いヘッドセット
ワイヤレスで接続を開始する際はボリュームダイアルを回してボリュームを上げることで電源がオンになります。この動作のおかげで接続していきなり大音量で流れてうるさい思いをすることがありません。
マイク音量も細かくヘッドセットに付いているダイアルで調整でき、ブームマイクを一定の高さまで上げることでミュートにすることもできます。
ミュートにすることを瞬時にできるし、ミュートかどうかの確認も一目で分かるのでとても便利です。
他にもプリセット又はサラウンドの切り替えボタンやスイッチで電源残量を確認できたりとできることが多くあります。
何から何までヘッドセットについているコントローラーで操作できるのはかなり便利に感じます。
使い勝手の良い「GSA 70」のローレイテンシー接続
USBドングルの「GSA 70」はローレイテンシー接続でPCやPS4とヘッドセットをワイヤレスで接続し、「GSA 70」のボタンを押すことで瞬時にローレイテンシー接続からBluetooth接続へ切り替えることができます。
それ以外にもUSBの有線接続で充電しながら使用することもできるので、もしバッテリーが無くなっても充電しながらプレイして、また無線で使用するということもできます。
クイック充電でバッテリー性能が良い
『GSP670』はBluetooth接続で20時間、ローレイテンシー接続で16時間なので何度か使用して充電をし忘れた場合バッテリー切れを起こす心配があります。
もしバッテリー切れを起こしたとしてもクイック充電で約7分間の充電で約2時間の使用をすることができます。
なのでバッテリー切れを心配している方でも、ゲームの合間やちょっと休憩しているときにUSBで充電して置けば数時間分の充電をしておくことができますね。
VALORANTで使用した感想


VALORANTで『GSP670』を使用した感想をお伝えしていきます。
「EPOS GamingSuite」でバーチャルサラウンド7.1chにし、イコライザーはフラットのままでプレイしました。
音はフラットな聞こえ具合でメリハリがあってしっかりと音の位置を把握してプレイすることができました。
プレイ中の足音の位置やディフューザーの解除音などはっきりと分かりプレイできました。



VALORANTで使用するのに問題無いどころかめっちゃ良いです。
Apex Legendsで使用した感想


Apex Legendsで『GSP670』を使用した感想をお伝えしていきます。
音の定位や音の聞き分けは完璧でした。
しかし、音量を100にしてプレイしても敵の足音を聞き逃すことがありました。
なので足音を聞き逃さないようにApexをプレイするときのプリセットでイコライザー設定をして低音域から中音域を強化してあげた方が足音を聞き逃すことなくプレイできると思います。



フラットなチューニングだからソフトウェアを使用してイコライザーを調整してあげると本領を発揮できるね。
イコライザー調整後は敵の足音を聞き逃すことなく、サウンドプレイで敵の位置を把握しながらプレイすることができました。
PS4で使用するとソフトウェアが使用できないので、バーチャルサラウンドやスマートボタンでの切り替えなどはできませんでした。
GSP670のレビューまとめ
『GSP670』レビューまとめということで感じたことをまとめていきます。
- ずっしりと重量のあるゲーミングヘッドセット
- ヘッドバンドとイヤーパッドのクッション性が高い
- 装着感が良く調整が細かくでき長時間使用しても疲れない
- 多機能をヘッドセットで操作できる
- 音質が良くサウンドプレイはしっかりできる
- 音の定位が良い
といった内容でした。
『GSP370』と『GSP670』を比べてみると重くメカメカしい見た目で付け心地が悪そうな見た感じではありましたが、実際に装着してみると付け心地が良く、長時間使用していてもほとんど疲れることがありませんでした。
『GSP600』が気になっていた方やワイヤレスゲーミングヘッドセットで悩んでいた方におすすめしたいゲーミングヘッドセットです。
では、ここまで読んでいただきありがとうございました。




コメント