評価:4.5
どうも、ぷちろぐのぷっちー(@putilog)です。
HyperXの最新のゲーミングヘッドセット『HyperX Cloud Revolver 7.1』のサンプル品をメーカー様より提供いただいたのでレビューしていきます。
現行発売している『HyperX Cloud Revolver S』のマイナーチェンジモデルとして発売された『HyperX Cloud Revolver 7.1』がどういった違いがあるのか、実際に使用した感想をお伝えしていきます。
先に『HyperX Cloud Revolver 7.1』がどういったゲーミングヘッドセットなのかをお伝えすると
- PS4でもバーチャルサラウンドが使用できる
- 見た目はシンプル
- 音質はメリハリのある音
- バーチャルサラウンドの定位はしっかりと音の位置を把握できる
- 装着感が良く側圧も程良い
- 重量が重め
といった内容になっています。
初めてゲーミングヘッドセットを選ぶ方から、FPS用として使用したい方におすすめのゲーミングヘッドセットですので是非参考にしていってください。
それでは『HyperX Cloud Revolver 7.1』のレビューをしていきます。
HyperX Cloud Revolver 7.1の特徴
名称 | HyperX Cloud Revolver 7.1 |
ドライバー | ネオジム磁石、ダイナミック50mm径 |
タイプ | サーカムオーラル、密閉型 |
周波数応答 | 10Hz~23.2kHz |
インピーダンス | 32Ω |
音圧レベル | 100.5dBSPL/mW (1kHz時) |
T.H.D | (全高調波歪):2%未満 |
重量 | 360g |
重量(マイク含む) | 376g |
ケーブルの長さとタイプ | 3.5mm4極プラグ(1m) |
マイク方式 | エレクとレットコンデンサーマイク |
マイク極性パターン | 単一指向性、ノイズキャンセリングタイプ |
マイク周波数応答 | 50Hz~7.7kHz |
マイク感度 | -40dBV (1V/Pa、1kHz時) |
USBコントロールボックス重量 | 57g |
USBコントロールボックスケーブル長さ | 2m |
公式価格 | $139.99 |
HyperX公式サイトの情報を基にスペックを記載しています。
>>HyperXの『HyperX Cloud Revolver S』ページはこちら
『HyperX Cloud Revolver 7.1』はバーチャルサラウンド7.1chが使用できるUSB DACが付属している有線ゲーミングヘッドセット。
PS4でもバーチャルサラウンド7.1chが使用できるということで人気の『HyperX Cloud Revolver S』のマイナーチェンジによる後継機モデルになります。
>>『HyperX Cloud Revolver S』のレビューはHyperX Cloud Revolver Sレビュー:PS4でバーチャルサラウンド7.1chが使えるゲーミングヘッドセットで詳しく紹介しています。
もちろん『HyperX Cloud Revolver 7.1』もバーチャルサラウンド7.1chをPC,PS4,PS5で使用することができます。
USBオーディオコントロールボックスで音量調整からマイク音調整、マイクミュート、バーチャルサラウンドのON/OFF切り替えができます。
『HyperX Cloud Revolver S』からマイナーチェンジで『HyperX Cloud Revolver 7.1』になりどこが変わったのかも伝えていきます。
開封と付属品チェック
『HyperX Cloud Revolver 7.1』の外箱はHyperXのいつも通りのカラーリングで表と裏どちらも英語で書かれています。
ガワの内側に真っ黒の箱にHyperXのロゴが書かれている。
外箱を開けると中にカードとヘッドセットが枠にしっかりと収まっていて高級感を感じる。
『HyperX Cloud Revolver 7.1』の内容物を見ていきます。
- ヘッドセット本体
- 外付けマイクブーム
- USBコントロールボックス
- 取扱説明書等カード
それではヘッドセットなどの外観を見ていきます。
外観チェック
全体がブラックカラーでロゴ部分のみシルバーカラーになっている。
『HyperX Cloud Revolver S』と変わらず外観はシンプルな作りになっています。
全体の骨格はスチールフレームでできており、イヤー部分のところのみプラスチック製でサラサラとした表面加工で指紋でベタついたりしないです。
頭頂部のヘッドバンドは外側が骨格のスチールフレーム、頭に当たる内側はPUレザー製でHyperXのロゴが刻印されている。
内側のヘッドバンドは自動で調整されて、手動でカチカチと調整する必要はありません。
調整部分が滑らかに調整されるので余裕をもって少し上げたりすることは難しいです。
良くも悪くも付け心地は一定だね。
イヤーパッドは素材がPUレザーでHyperX独自の低反発クッションはとても柔らかい素材です。
通風性が悪いので、長時間使用すると蒸れるデメリットがあるが、高級感のある見た目です。
イヤーパッドの内径は縦68mm横45mm厚み24mm。耳がすっぽりと入る大きさです。
低反発の押し心地はとても良く、装着した時の付け心地も良く長時間装着しても疲れない。
ブームマイクは外付けになっている。曲性がありマイクの曲がり具合は口元に持っていけるぐらいに曲がります。
着脱式のマイクは左耳部分に接続。
差込口が1方向のみの形状なのでマイクの向きを間違えることはありません。
単一指向性のマイクでノイズキャンセリングを搭載。
グニャグニャと曲がる形状で口元にマイクを持ってくることができるので、無駄な音を拾うこともなく使用できる。
ヘッドセットから出ているケーブルは4極3.5mmピンです。
布製のケーブルで梱包状態は折り曲がって入っていたが癖がほとんど付かないケーブル。
布製のケーブルは嵩張るけど癖が付きにくいから良いよね。
USBオーディオコントロールボックスでは色々なボリュームの調整をすることができます。
USBオーディオコントロールボックスでできること
- マイク音量アップ・ダウン
- ボリューム音量アップ・ダウン
- マイクミュート
- バーチャルサラウンド7.1chのオン・オフ
- クリップ留め
『HyperX Cloud Revolver S』にあった3つのプリセットイコライザーが無くなり、マイク音量と音量の調整がネジからボタンに変わりました。
マイクミュートはミュートをオンにした状態だと側面のマイクミュートボタンが赤く光ります。
バーチャルサラウンド7.1chをオンにすると7.1ボタンが白く光ります。
ボリュームボタンを押したときにOSの音量を2上下することができる。
長押しすることで一気にボリューム調整することもできます。
ボリューム調整やマイクミュートを簡単にできるからいいね。
ヘッドセット重量378g、マイク重量16g、USBオーディオコントロールボックス60gでした。
それぞれケーブル込みの重量なので公式スペックと誤差があります。
『Cloud Revolver S』と『Cloud Revolver 7.1』の違い
初めにどういった違いがあるのかを簡単にお伝えします。
- SはDolbyのサラウンド技術で7.1はHyperX独自のサラウンド
- USBコントロール部分の変更
- サウンドの仕様変更
バーチャルサラウンドの違い
バーチャルサラウンドの技術がDolbyのサラウンド技術であったが、HyperX独自のバーチャルサラウンドを採用しています。
バーチャルサラウンドの技術が変わると音の定位が大きく変わることもあるが、HyperX独自のバーチャルサラウンドの技術もとても良いので音の定位は良いままです。
HyperX独自の技術になったからといって大きく変わったというわけではないですね
USBコントロールボックスの違い
USBコントロールボックスは外観チェックでもお伝えしましたが、音量調整、マイク音量調整がネジからボタンになり、『HyperX Cloud Revolver S』にあったイコライザープリセットがなくなりました。
元々バーチャルサラウンドを使用しているとイコライザープリセットを利用できなかったから無くなっても何も問題はないよね
サウンドの仕様の違い
サウンドの仕様変更については細かい所ですが仕様を見ると
名称 | HyperX Cloud Revolver S | HyperX Cloud Revolver 7.1 |
周波数応答 | 12Hz–28,000 Hz | 10Hz~23.2kHz |
インピーダンス | 30Ω | 32Ω |
音圧レベル | 104.5dBSPL/mW (1kHz時) | 100.5dBSPL/mW (1kHz時) |
といった違いで細かい所が変わっています。
音の違いも分からないレベルの違いなので触れないでおこうかと思いましたが、違いがあるので一応お伝えしました。
バーチャルサラウンドの仕様も違いがあり、『HyperX Cloud Revolver S』ではDolbyのサラウンド技術だったが、『HyperX Cloud Revolver 7.1』はHyperX独自のサラウンド技術を搭載しています。
『HyperX Cloud Revolver 7.1』の使用感
『HyperX Cloud Revolver 7.1』を使用して感じたことをお伝えしていきます。
- ゲームでの使用した感想
- 音楽を聴いて感じた感想
- マイク音質について
について詳しくお伝えしていきます。
ゲームで使用した感想
バーチャルサラウンドの定位が良く、音の広がりが遠すぎないので万人受けするバーチャルサラウンドだと思います。
『HyperX Cloud Revolver S』ではバーチャルサラウンド7.1chをONにするとホワイトノイズが大きく乗っていたが、『HyperX Cloud Revolver 7.1』になりホワイトノイズが入るもののほぼ気にならないレベルになっていた。
『HyperX Cloud Revolver S』のバーチャルサラウンドの定位は前後が少し曖昧だったが、HyperX独自のサラウンド技術により前後の音の定位もとても良くなり聞き取りやすくなった。
音の定位を捉えやすくするために音を広くするチューニングが多いが音の幅は狭い。
個人的にはバーチャルサラウンドの音の幅は広い方が音の位置を聞き取りやすいのでもっと音の幅は広くて良かったと思う。
聞き分けもとてもしやすく音にメリハリがあり、ゲームで聞き取りたい音が環境音などに潰されて聞き取れないということが無かった。
マイナーチェンジではあるがヘッドセットの音の聞こえ方については確実に進化していますね
音楽を聴いて感じた音質の感想
ダイナミック50mmドライバーを搭載しているので低音が強いかと思っていたが、音はフラットで高音が若干強いようにも感じる。
音が少しこもり気味に聞こえるが高音にエッジが聞いているように聞こえます。
メリハリがありクリアに聞こえました。
ステレオとバーチャルサラウンドの音質は遜色なくどちらも音質が良く聞こえました。
バーチャルサラウンドにすると音質が途端に悪くなることがあるけど、音質が良かったです
マイク音質について
マイク音質はとても良く、ヘッドセットのブームマイクにしては音質が良かった。
『HyperX Cloud Revolver S』と比べても音質が良くなった様に感じました。
Discordでリアルタイムで音質を確認してみたところ、『HyperX Quad Cast S』では外の雑音を拾ってしまっていたが、『HyperX Cloud Revolver 7.1』はノイズキャンセリング機能があり外の音を拾うことは無かった。
Discrordのノイズ抑制機能なしではキーボードの打鍵音とマウスクリックの音を拾っていたが、ノイズ抑制をONにしたところキーボードやマウスの音は拾わなかった。
ノイズキャンセリング機能が結構役に立って、声以外の雑音を拾わないです
装着感について
装着感は重いゲーミングヘッドセットでありながら、長時間使用しても疲れず付け心地は良いと感じました。
まず、『HyperX Cloud Revolver S』からの変更点はヘッドセット本体にはありません。
ヘッドバンド部分が自分で調整するタイプではなく、自動で頭頂部で高さがスルスルと決まるタイプなので頭頂部へのストレスはほとんど無く感じた。
イヤーパッド部分の締め付けも強すぎることがなく、側圧は1ヵ所で感じるというよりは側面全体で側圧を感じます。
ヘッドバンド、イヤーパッド共にクッション性の高いPUレザー製でHyperX独自のクッションが使われていてモチモチとした感触のおかげで付け心地が良いのだと思います。
USBコントロールボックスの背面にクリップが付いているので、有線の煩わしさもしっかりと対策されていて使用していてケーブルが鬱陶しいと感じることが無かったです。
HyperX Cloud Revolver 7.1のレビューまとめ
レビューのまとめということで実際に使用して感じたことをまとめていきます。
- ヘッドセット本体はシンプルなデザイン
- 着け心地がとても良く長時間使用しても疲れない
- 音質は良く、音にメリハリがある
- 音のチューニングはフラットに近いが高音若干強め
- 音の定位が進化して前後の定位も良くなった
- マイク音質が良く、ノイズキャンセリングが効いて雑音を拾わない
といったことを感じました。
実際に使用してみて『HyperX Cloud Revolver S』との変更点もバーチャルサラウンドの定位が良くなり前後の定位感がとても良くなったと感じたことくらいでした。
『HyperX Cloud Revolver S』を持っていて買い替えを検討している方はバーチャルサラウンドの定位が良くなったモデルということで検討してください。
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