評価:4
どうも、ぷちろぐのぷっちーです。
今回は『BenQ EW3270U』のレビューをまとめていきます。

『BenQ EW3270U』がどんな4Kモニターなのか気になる。
実際に使用したらどんな感じなのか知りたい。
こういった考えの方向けに『BenQ EW3270U』の情報をまとめていきます。
BenQ EW3270Uの製品特徴
- HDR(ハイダイナミックレンジ)10対応
- DCI-P3カバー率95%
- USB-C対応
- アイケア機能B.I.+搭載
周囲の明るさや色温度によってディスプレイを自動調整する「B.I.+」機能を搭載していて目にやさしい。
HDR機能は「HDR10」規格に対応している。
BenQ EW3270Uのスペック
画面サイズ | 31.5インチ |
解像度 | 4K 3840 x 2160 |
液晶パネル | VA |
バックライト | LEDバックライト |
輝度 | 300 cd/m² |
コントラスト比 | 3000:1 |
視野角(左右/上下) (CR>=10) | 178/178 |
応答速度 | 9ms (GtoG 4ms) |
リフレッシュレート | 60Hz |
色域 | DCI-P3 95% |
VESAマウント | あり |
スピーカー | 2 W x 2 |
接続 | HDMI2.0 x 2,DisplayPort1.4 x 1,USB-C x 1 |


BenQ EW3270Uのパフォーマンス
『BenQ EW3270U』の製品パフォーマンスを書いていきます。
パッケージ内容物


- ディスプレイ本体
- スタンド
- 電源ケーブル(約1.5m)
- miniDP to DPケーブル(約1.8m)
- USB Type-Cケーブル(約1m)
- ドライバーCD
- クイックスタートガイド
- 保証書
デザイン


外形寸法(W x H x D mm) | 727 x 523 x 215 |
本体重量(kg) | 約7.5 |
正面から見るとベゼルの薄いモニターで、ベゼルレスモニターの様な見た目。
正面の下枠のみ艶消しされたメタリックグレー、上部と左右のベゼルがブラックカラーとなっている。
ベゼル幅は左右13.5mm、上部12.5mm。


側面は湾曲のデザイン。
薄さを感じるデザインになっています。


背面にはモニターアーム接続用のVESA規格(VESA100)に対応している。
スタンドもしくはモニターアームを使用することができます。
応答速度


応答速度は9ms(GtG4ms)と4Kモニターの中でそこそこ早いレベル。



4Kモニターでも今はゲーミング用として応答速度が1msもあります。
フリッカーフリー技術を搭載しており、目の疲れやダメージがLCDのフリッカーに起因する有害な影響を防止している。
通常なら毎秒250回の不快なちらつきによるダメージがあるがそれを和らげフリッカーから目を守ってくれます。
だからといって目が全く疲れないというわけでは無いので注意。フリッカーフリーを搭載していないモニターよりも疲れないというだけで疲れはするので無理に長時間作業するなどはせず、フリッカーフリー機能があっても休憩をしましょう。
スタンド


スタンドは組み立て式。
説明書通りに差し込みネジを回すだけで固定できるので工具は必要ありません。
チルトは上向き最大15度、下向き5度となっています。
入出力端子


入出力端子 | HDMI2.0 x 2,DisplayPort1.4 x 1 |
USB接続 | USB-C |
スピーカー | 2W x 2 |
ヘッドフォンジャック | 3.5mmピンオーディオジャック |
HDMIとDisplayPortに対応しており、加えてUSB接続にUSB-C端子がある。


これにより、Macbookを接続して使用することができます。
スピーカー


スピーカーはディスプレイ背面の接続端子部分に2W x 2が付いています。
ディスプレイ付属のスピーカーは物足りない音なので別で付属のスピーカーの購入をおすすめします。


ディスプレイ機能


スマートフォーカスモードを採用している。
スマートフォーカスモードは選択したウインドウや領域をハイライト表示するもの。
それにより背景などに気を取られること無く楽しめる。


ブライトネスインテリジェンスプラス(B.I.+)テクノロジーを搭載。
最新のアイケア技術によって周囲の明るさや色温度によってディスプレイの設定を自動で調整する。
眼精疲労を軽減する機能です。


4段階のブルーライトカットを搭載。
マルチメディア、ウェブサーフィン、オフィス、閲覧とOSDボタンを使用することで簡単に切り替えが可能。
色合いがどんどん黄色みがかっていくので、マルチメディアぐらいがちょうど良い使用感になると思います。
『BenQ EW3270U』を使用して作業を考えている方は、このブルーライトカットは画面の輝度やホワイトカラーに注意が必要になります。



私の様にブログを書いたり、動画編集をちょこっとするくらいなら問題ないレベルですね。
液晶視野角


VAパネルを採用している。
あらゆる方向(178度)で本物の色を提供している。



横からや斜めから覗いても色が変わったりすることはほとんどありません。
HDR


HDR対応コンテンツを表示することができます。
SDRでも輝度とコントラスト比を自動で調整する「HDRエミュレート」を搭載している。
HDRやHDRエミュレーションを使用することでより見やすい映像を楽しむことができます。
HDR機能はディスプレイ右下にあるボタン一つで切り替えができるのでとても楽です。



本物の色に近づけて楽しみたいのであればHDR機能を使用しましょう。
色域カバー率


DCI-P3を95%カバー。
発色は少々派手で色の正しさはVAパネルなのでIPSパネルと比べると劣る。
プロの方が使用するには色にこだわる作業などをするのに不利になります。
しかし、コントラストが強いのでゲームや動画コンテンツを楽しむなどであれば十分楽しめます。



作ったりするよりも楽しむ用だね。
使用レビューまとめ
作業の捗る4K解像度と画面サイズ


4KサイズということもありフルHDの4倍の作業領域を確保できます。
画面サイズは31.5インチもあるので一画面に表示できる情報量がかなり多くすることができます。
ただ、1枚のモニターに情報が圧縮されているので、文字が小さくなってしまうのが欠点でもあります。
文字が小さくて困るという方はアプリケーションごとに表示倍率を上げるか、OS側で表示倍率を上げると文字が見やすくなります。
なので、作業使用を考えている方におすすめできる4Kモニターとなっています。
B.I.+機能で目にやさしい


「ブライトネスインテリジェンスプラス(B.I.+)」という機能が搭載されている。
周囲の明るさや色温度に合わせて自動で色や輝度を変更してくれるので目にやさしい。
暗くなってきたら自動で画面が暗くなり、明るいときは画面が明るくなります。
例えば、暗い中で使用していて電気をつけた際には自動で明るさを感知して目玉マークが出てきて自動で調整してくれます。



画面の観易さも良くなる機能ですね。
映像を楽しむのに向いている


HDRに対応しているコンテンツなら明るい部分は明るく、暗い部分は引き締まった黒を体感できます。
HDR非対応のコンテンツであってもHDRエミュレート機能により映像をより楽しむことができます。
4kビデオに対応した映像を楽しむ際は、OSDの設定で「シネマHDR」を選択してあげると映像にあったHDRで楽しめます。
ゲームでもHDR機能は有効で、細部までメリハリのある鮮やかな画面を楽しめます。
ゲームによってはHD機能を使用するとコントラストが低くなってしまう場合もあるので注意が必要となります。
ただし、ディスプレイのリフレッシュレートが60Hzで応答速度が4msと遅いのでFPSなどの素早い動きに対応するのは苦手です。リフレッシュレートや応答速度が低いと残像感が強く残り表示がカクカクしているように感じられる。
FPSにも対応した4Kモニターであると値が張るが144Hz対応のモデルなどを購入することをおすすめする。
BenQ EW3270Uレビューまとめ
では『BenQ EW3270U』のレビューをまとめていきます。
まとめ
- 大きい画面で作業をしたい方に向いている
- 目への負担は最小限
- HDRで映像美を楽しみたい
- 色の表現を求める作業には向いていない
- FPSや格闘ゲームには向いていない




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